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一般診療
一般診療 general Practice

アレルギー性鼻炎

 アレルギー反応によって引き起こされる鼻の炎症です。くしゃみ、鼻水、鼻づまりが特徴です。沖縄県ではスギ花粉などはないため、ダニやハウスダストが原因となる通年性アレルギー性鼻炎が主流です。通常は症状が悪化した際に内服治療を行います。当院ではアレルギー検査や舌下免疫療法も行っています。

副鼻腔炎(ちくのう症)

 副鼻腔炎は黄色い鼻水や鼻づまり、においの低下などの症状が特徴的な副鼻腔という顔にある空洞に起こる炎症です。以前はちくのう症と呼ばれ、副鼻腔に膿がたまるような病気でしたが、最近ではアレルギー反応で起こることが多く、以前のように膿がでるというよりはポリープのようなものが埋まっている状態となっています。治療はまずは飲み薬などで保存的に行いますが、効果が乏しい場合は手術などが必要になります。

めまい

 めまいはいろいろな原因がありますが、脳に異常がない場合、耳が原因でおこるめまい患者様は結構いらっしゃいます。頭の向きや寝返りなどで起こる良性発作性頭位めまい、耳の聞こえが悪くなるメニエール病、内耳の神経の炎症が原因で起こる前庭神経炎などがあります。通常は飲み薬で治療を行い、症状がひどい場合には点滴を行います。症状が落ち着いてきたらリハビリを行って少しずつ動いていくことが大切です。

耳が聞こえにくい

 急に聞こえなくなる原因として多いのが、耳垢がつまる耳垢栓塞です。耳垢を取ることですぐに良くなります。問題となるものとしては突発性難聴といって原因は色々考えられるもののよくわかっていない病気があります。こちらはなるべく早くしっかり治療することで改善する可能性があります。逆に遅れると改善する可能性が低くなるため注意が必要です。

耳が痛い

 耳が痛くなる病気で多いものは小児の場合、急性中耳炎です。小児の鼻腔から中耳までは成人より短く水平になっているため最近やウイルスが侵入しやすく、免疫力も弱いため中耳炎になりやすいです。飲み薬や場合によっては鼓膜切開で膿を出すことが必要です。大人の場合に多いのは、外耳道炎といって、耳をいじりすぎることが原因で起こる耳の穴の炎症です。あまり触りすぎないようにすることが大事です。飲み薬や軟膏などで治療します。

のどの痛み

 ウイルスや細菌による咽頭炎や扁桃炎が原因で起こることが多いです。鼻づまりがあることで口呼吸となり、のどが乾燥することで痛くなる患者さんもおられます。胃酸の逆流がのどに炎症を起こし痛みが生じることもあります。一番悪いものではのどに癌などの病変があってのどが痛くなることもあります。炎症であれば飲み薬で、癌などであれば手術や抗がん剤、放射線治療などが必要になります。